「平服でお越しください」という文字を見て、悩んだことはありませんか?
私も結婚式の招待状でこの言葉を見た時、「どうしよう…?」と不安になったことがあります。
でも大丈夫!少しマナーや要点を抑えるだけで自信を持って出席できますよ。
逆に、「平服=普段着」と捉え間違えて出席すると、式中にそわそわする時間を過ごすことになるかもしれません。
どんな服を着ていけばいいかわからないという方のために、ここでは抑えるべきポイントと、間違いない平服コーデをご紹介します!
平服ってどんな服?
平服を辞書で調べると
へい-ふく【平服】
日常に着る衣服。ふだんぎ。「―で御出席下さい」「―で御出席下さい」↔礼服↔式服。
出典元:広辞苑
などと書いてあります。しかし、この意味をそのまま捉えて「普段着でOKね」と考えるのは間違いです。
定義するとしたら、
・正装でもないが普段着でもないもの
・改まった場で恥ずかしくない服装
・普段着よりも少し改まった華やかな装い
と言えるでしょう。
なんだか、ぼんやりしていてイメージがつきづらいですよね。
ここからは具体的に抑えるべきポイントをご説明していきます!
「平服でお越しください」と招待されて気をつけるべき2つのポイント
難しく考えがちになりますが、抑えるべきポイントは2つ!意外とシンプルです。
ホスト側の意図を考える
招待状に「平服でお越しください」と記載されているのは、
「緊張せずにお気軽にお越しください」
「礼装でなくても構いません」
というホスト側の配慮の現れです。
タキシードやイヴニングドレスなどの礼服ほどかしこまった服装でなく、
お気軽にお越しくださいという解釈が正しいと言えます。
堅苦しくなく、親しみのある雰囲気のパーティーにしたいという意図があることを大前提として理解しておきましょう。
考えるべきは、会場とゲストの顔ぶれ
ネットで調べると、「平服=略礼装」と書いてあることが多いですが、実は一概にそうとも限りません。
気にするべきは「会場とゲストの顔ぶれ」です。これに寄って選ぶべき平服は違ってきます。
結婚式を例にあげてみましょう。
例えば、
・カジュアルな会場
・ゲストも花嫁花婿と同世代が多い
というようなパーティーなら、ジャケパンやキレイめカジュアルでも問題ありません。逆に、
・ホテルなどの会場
・ゲストも年配の方が多い場合
はスーツや改まったパーティードレスがふさわしいということになります。
では、同窓会の場合はどうでしょう?
・会場がカジュアルなレストラン
・ゲストも昔からの友人ばかり
の場合、男性はジャケパンスタイル、女性はキレイめワンピースやパンツスタイルくらいでもOK。
・会場がホテル
・先生もお呼びしての同窓会
であれば男性はスーツでスマートに、女性はパーティードレスで上品に決めるのがふさわしいでしょう。
このように、一言で「平服」と言ってもTPOに応じて色々なパターンの服装が考えられるのです。
失敗しない平服おすすめコーディネート
では、シーン別にふさわしいコーディネートについて、それぞれ詳しく紹介していきます。
失敗しない平服おすすめコーディネート(結婚式・披露宴編)
結婚式・披露宴では、ゲストとして新郎新婦へのお祝いの気持ちを服装で伝えることが重要です。
基本的に、男性ならダークカラーのスーツが一般的です。
黒・グレー・ネイビーなどのスーツに、白シャツや淡いブルー・ピンクのシャツ
などで華やかさを出しても良いでしょう。
ネクタイは、シルバーや清潔感のあるキレイな色のものをチョイスします。
女性ならワンピースやセットアップなどきちんと感のある服装に、髪飾りやアクセサリーで華やかにお祝いの気持ちを添えましょう。
平服の指定が無い時と同様、花嫁と重なる白色ドレスや殺生をイメージするファーなどはNGですので気をつけましょう。
肩などは隠した方が良いので、ボレロやショールを身につけましょう。
会場がホテルかカジュアルなレストランかなどに寄ってもふさわしい服装が少し変わってきますので、事前に会場の雰囲気を調べておくと安心です。
ホテルでの結婚式の場合は、平服と言えども一般的な披露宴と同じような服装で参加した方が無難でしょう。
ゲストの顔ぶれに寄ってもふさわしい服装が変わってきますが、結婚式の場合、招待状一枚ではなかなか見当がつきません。
新郎新婦に確認するか、年配の方が多い場合を想定してフォーマルな装いをしていくと安心でしょう。
これらのことを踏まえて、実際のところは平服と言えど結婚式らしい服装で行くゲストが多いようです。
失敗しない平服おすすめコーディネート(結婚式二次会編)
結婚式・披露宴と同様、男性はダークカラースーツが基本のスタイルです。
女性はワンピースかセットアップスタイルにアクセサリーなどで華やかに仕上げるスタイルが基本になります。
普段は少し遠慮しがちな花柄のワンピースなども場を華やかにできるので二次会の平服コーデにおすすめです。
また、結婚式や披露宴では基本肩だしはマナー違反とされますが、二次会では羽織ものなしでも構いません。
- 【参考記事】
- 結婚式二次会の服装
失敗しない平服おすすめコーディネート(入園・入学式編)
入園式・入学式で「平服でお越しください」と言われた時は、どのような格好がふさわしいでしょうか。
入園・入学式に関しても「平服=正装ではないが普段着でも無い」という大前提は変わりません。デニムやスニーカーなどはNGです。
ママのコーディネートの基本は、
・ワンピース
・セットアップスタイル
・キレイめブラウス×スカートorパンツ
にきれいめなジャケットを羽織るようにしましょう。
バッグにカーディガンを一枚忍ばせておくと、他の親御さんがカジュアルだった時にジャケットを脱いでカーディガンにチェンジすることもできますよ。
パパは、清潔感があり張り切りすぎないジャケパンスタイルなどがおすすめです。
お子様の大事なお祝いの日を先生方や保護者の方と共にするのにふさわしい格好と考えて、上品な服装を心がければ心配はいりません。
不安な場合は、先生に事前に入園・入学式の雰囲気を聞いておくと良いでしょう。
失敗しない平服おすすめコーディネート(同窓会編)
同窓会での平服コーデは、前述した通り、場所と顔ぶれに寄ってふさわしい服装が大きく変わります。
昔からの友人と居酒屋で、ということなら比較的カジュアルな格好でも問題無いでしょう。会場はホテルで先生もお呼びするとなると、それなりにかしこまった節度ある服装で出席するべきです。まとめると、
<居酒屋など>
比較的カジュアルな服装でOK
<レストランなど>
よそ行きの服、特別な日のデート服のイメージ
<ホテルの宴会場など>
男性ならダークカラースーツ
女性ならワンピース・セットアップに露出を抑えるショールなど
がふさわしいでしょう。
また、昼からの同窓会の場合は二次会・三次会と続くことも考えられますのでその後のことも考えて動きやすい服装にしておく方が安心です。
会場やメンバーを想像しながら、その場にふさわしい服装を選びましょう。
失敗しない平服おすすめコーディネート(パーティー編)
パーティーと一言で言っても、その種類に寄ってふさわしい服装は変わってきます。
一般的には、スーツスタイルやワンピースがちょうど良いと言えるでしょう。
祝賀パーティーなどの場合は、華やかな席にふさわしい明るめカラーや柄ものを選んだり、アクセサリーを身に着けることでお祝いの気持ちを表しましょう。
会社系の祝賀会の場合は、男性は明るいグレースーツ、女性は明るいベージュ色のスーツなどを選ぶと華やかさを演出でき、おすすめです。
<まとめ>マナーを守って素敵な時間を!
一言に平服といっても、そのコーディネートは様々です。
手持ちのものでコレというものが無く心配な方は、レンタルドレスなどをうまく使って出席すると安心かもしれませんね!
色々なコーディネートを見て、あなたにぴったり似合うものを探してみてくださいね。