結婚式にお呼ばれされた際、パーティードレスは決まったけど羽織は何を合わせればいいだろう…。
自分のドレスに合うものは?会場の雰囲気や、親戚や友人といったシチュエーションが違う時ではどんなものを羽織ればいいの?
ここでは、ボレロとストールの選び方とそれぞれのドレスに合わせるコツ、最後にコーディネート例をそれぞれご紹介します。
1.ボレロとストールの選び方
■ボレロのメリット
・肌の露出を抑えられる
結婚式では肌の露出はなるべく少なくというマナーがあります。
過剰な露出は避けて、きちんと感を出すにはボレロが最適でしょう。
また二の腕や胸元の開きが大きいドレスなど、人にあまり見られたくない部分を隠してしまうことができるのもメリットです。
・フォーマル感が高い
ストールに比べ、ボレロやジャケットはフォーマル感があり、きちんとした印象になります。
特にご親族としてお式に参加する場合や、上司や部下としての立場で参加する場合などには最適です。
・着心地がラク
特に初めての結婚式にお呼ばれされたときはボレロがおすすめです。
初めて着るドレスはいつも着ている洋服とは違い、動きにくかったり、糸つれをしやすかったり、普段以上に気を使ってしまいます。
軽やかさが出るストールも良いですが、着崩れの心配が少ないボレロは初心者さんにおすすめの羽織です。
■ストールのメリット
・華やかさ、軽やかさが出る
透け感、抜け感のあるストールは1枚羽織るだけでコーディネートに華やかさが出ます。
仲の良いご友人の結婚式や、二次会から参加の場合、パーティー形式の会などは、かっちりとした印象より華やかなストールがおすすめです。
・温度調節ができる
真夏の結婚式では、会場内のクーラーが効き過ぎて寒いことがよくあります。
その際、体を冷やさないためにもストールが1枚あると安心です。
最近では袖付きのドレスも増えましたが、同様にストールを準備しておくと温度調節ができるのでおすすめです。また、披露宴と二次会でコーディネートの印象を変えることができるのもポイントです。
・結び方でコーディネートの幅が広がる
ストールは結び方によって様々なアレンジが出来ます。
そのまま肩にかけて垂らしたり、ウエストの切替え部分で結んだり、後ろで結んだりと結び方によって様々なアレンジが楽しめます。
結び方はドレスのデザインやポイントによって使い分けるのがベスト。
ストールのアレンジは以下の「ストールの合わせ方のポイント」で紹介します
- 【参考記事】
- 二の腕をオシャレにカバー!魅力溢れる袖ありドレス
2.ボレロとストールの合わせかた
では、自分が持っているドレスに合うボレロ・ストールはどんな物を選べばいいのでしょうか。選ぶ際に大切なポイントを3つずつご紹介します。
■ボレロの合わせ方のポイント
・ボレロ丈とドレスの切り替え位置をあわせる
まず大事なのは、ボレロの丈です。
基本はドレスのウエスト部分の一番くびれた部分、切り返しの位置に合わせてボレロの丈を合わせると、バランスの良いコーディネートとなります。
切り替えのないストンとした形のドレスには、丈が長いボレロより、丈の短いボレロが目線の位置を高くしてくれるのでスタイルをよく見せてくれます。
・ドレスの柄とボレロの柄のバランスをとる
胸元に刺繍があるドレスや全体がレース使いのドレスに、柄のあるボレロをあわせると全体がうるさい印象となってしまいます。
柄の多いドレスなら、無地や装飾の少ないボレロを、逆に装飾の少ないドレスには、レース使いやラメ入りのボレロを合わせると、華やかでまとまりのあるコーディネートになります。
・ドレスの色でボレロの色を考える
ドレスの色味に合わせてボレロを選ぶことで、全体の印象を引き締めたり、華やかな印象にしたりすることができます。
黒やネイビーの落ち着いた色のドレスには、全体の印象が暗くならないように、ベージュやシルバーのボレロをあわせるのがおすすめです。
逆にパステルカラーのドレスに淡い色のボレロを合わせると全体がぼやけてしまうので、黒やネイビーなど落ち着いた色のボレロを合わせるのがいいでしょう。
■ストールの合わせ方のポイント
・透け感に注意する
華やかさが出るストールですが、編み目の大きさで透け感が大きく変わり、特に二の腕が気になる方は注意が必要です。
また、夏は涼やかな印象になる編み目の大きいストール、冬はこっくりとしたドレスのカラーに合わせた、透け感のないストールを合わせるなど季節に合わせて使い分けるのもおすすめです。
・ストールの柄とドレスの柄を考える
ボレロと同様に、柄の多いドレスには無地のストール、シンプルなドレスには柄の入ったストールを合わせるとバランスのよいコーディネートになります。
柄や装飾の少ない黒やネイビーのドレスを華やかな印象にしたいなら、シルバーやゴールドのストールがおすすめです。
・ドレスに合わせて結ぶ位置を変える
上半身に柄のあるドレスなら、ストールを前で結ぶとせっかくのポイントが見えなくなってしまうので、肩から垂らすか後ろで結びましょう。
装飾の少ないドレスはドレスの切り替え位置に合わせ、ストールを結ぶとバランスよく着ることが出来ます。
ウエストのリボンや、部分使いされたレースなど、ドレスにはそれぞれポイントがあります。ストールの結ぶ位置をそのポイントに合わせ決めることでセンスの良いコーディネートになります。
また、ストールの結ぶ位置で全体の印象が変わります。
前で結ぶとウエストのラインが綺麗に見え可愛らしい印象に。
垂らすと縦のラインが強調されるので、クールで大人っぽい印象に。
後ろで結ぶとボレロ風な着こなしで上品な印象に見えるなど、ドレスの形や好みによって結び目の位置を変えるのがおすすめです。
3.ボレロ・ストールを使ったドレスのコーディネート例
ここでは、年間200着以上のコーディネートを考えるワンピの魔法のスタッフおすすめするボレロのコーディネート例をご紹介します。
ドレスの色、柄とのバランスや、その際のバッグや靴の色味も合わせて参考にしてみてください。