結納の服装選びのポイント!シチュエーション別のおすすめを紹介!

結納は、婚約における日本伝統の儀式であり、結婚前に行う両家の大切な行事です。
結婚に向けた大事なスタートとなる日をスムーズに執り行うためには、服装選びは重要となります。
出席者すべてが気持ちの良い一日を過ごすためにも、結納というハレの日にふさわしい服装選びを慎重に進めることが必要です。
そこで、今回は、結納の日にふさわしい服装選びのポイントと、レンタルする場合に知っておきたいおすすめコーデを紹介します。

1.結納の目的と種類

結納とは、結婚を決めた2人の思いを正式なものにするために、公の形で結納品を取り交わす儀式です。
結納という言葉には、儀式の本来の目的である、両家を「結ぶ」という意味と、新郎新婦がお互いに品物を贈り「納める」という意味が含まれています。
品物を贈り合うのは、結納の日を祝い、結婚の約束のしるしとするためです。
また、結納には大きく2つの種類があり、ひとつは「正式結納」、もうひとつは「略式結納」と呼ばれています。

正式結納とは、日本で古来続いている伝統的な形式による方法です。格式が高く、新郎新婦やそれぞれの家族とは別に、両家の間を行き来する仲人を立てます。
男性側から預かった結納品を女性側に渡した後、今度は女性側から結納品と受書を預かり男性側へと渡すのが仲人の役目です。受書とは、結納品を受け取ったことを明記した受領確認書を指します。

一方、略式結納はその名のとおり正式な儀式の流れを略して執り行うスタイルです。
場所は、ホテルや料亭などで行われることが多く、両家でそろって結納の儀式を行います。
略式結納では、必ずしも、仲人を立てる必要はなく、式の進行は、仲人がいれば仲人が行いますが、いない場合には新郎の父親が進行するのが一般的です。

2.結納での服装1:新郎新婦

結納での主役は、結婚の契りを結ぶ当事者である新郎と新婦です。
ここでは、結婚前の大事な儀式であり、お互いの家族とあらためて正式な場で顔を合わせる結納で失敗がないよう押さえておきたい新郎新婦の服装選びのポイントを結納の形式ごとに紹介します。

2-1.正式結納の場合

正式結納は格式の高い儀式であるため、服装もそれにふさわしいものを選ぶことが基本となります。
冠婚葬祭などの正式な儀式で着用する服装のなかで最も格式が高いものが、正礼装です。

男性の正礼装では、最高格式の着物である五つ紋付羽織・袴を着用するのがマナーとなっています。
五つ紋とは、両胸と両袖それぞれに2つずつ、背中に1つ、合わせて5カ所に家紋が入っているタイプです。
ただし、正式なマナーとはいえ、実際に新郎が紋付き袴を着用することは少なく、代わりに、フォーマルな場にふさわしい洋装のブラックスーツを着ることが多い傾向です。

一方、女性の正礼装では、振袖を着用することが一般的となっています。振袖とは袖が長い着物のことで、未婚女性にとっての礼装です。
袖丈の長さによって大振袖、中振袖、小振袖の3つの種類があり、丈が長いほど格が高いとされています。このため、正式結納にふさわしいのは大振袖です。

2-2.略式結納の場合

略式結納では新郎新婦ともに準礼装や略礼装を選ぶことが基本です。準礼装とはその名の通り、正礼装に準ずる服装を指します。
一方、略礼装とは準礼装よりもさらに格が低く、カジュアルな雰囲気の結婚式やパーティーなどの場に適しているとされている礼装です。
結納ではきちんとした服装で出席することがマナーですが、略式で結納を行う場に格式が高すぎる服装はふさわしくないこともあるため気を付けましょう。

具体的には、男性ならフォーマルな場に対応できるブラックスーツを着用しておくと安心です。
ブラックスーツよりもやや格式は下がるもののネイビーやグレーのダークスーツでも問題はありません。
一方、女性の場合には、和装であれば振袖や訪問着、洋装ならフォーマルなワンピースやスーツの着用が適しています。
ただし、黒い装いは葬式を連想させるため避けなければいけません。お祝いの場の雰囲気を明るくするためにも、華やかな色のものを選ぶとよいでしょう。

3.結納での服装2:両親

結納は家族と家族が顔を合わせる場でもあるため、新郎新婦だけではなく、家族の代表となる両親も主役となります。そこで、次は結納での両親の服装についてご紹介します。

3-1.正式結納の場合

正式結納では、両親も新郎新婦と同じように、正礼装を着用することがマナーです。
両家ともに父親は、最も格式の高い着物である五つ紋付羽織・袴を着用することが基本となっています。両胸、両袖、背中の5カ所に紋が入っているタイプの着物です。
ただし、新郎と同じく、父親もブラックスーツなどで出席することが実際には多い傾向です。

一方、両家の母親は、既婚女性にとって最も格式が高いとされる黒留袖か、袖に柄があしらわれていて地に色が入った色留袖を着用します。
色留袖を着用する場合には、黒留袖と同じように五つ紋が入ったものを着用することが通常です。
結納の席では、両家の両親の装いの格式に違いが出るとバランスが悪くなります。そのため、事前に新郎新婦を通じて両家で話し合いをしておき、衣装をそろえておくと安心です。

3-2.略式結納の場合

略式結納でも、両親の服装は基本的に新郎新婦と同じです。準礼装や略礼装を着ることが基本となります。
そのため、両家の父親はブラックスーツかダークスーツの着用が一般的です。

対して、両家の母親は、洋装ならフォーマルな雰囲気を持ったワンピースやスーツの着用がマナーとなります。
新婦同様、おめでたい席であるため黒は避けなければいけません。一方、和装をする場合には、新婦とは服装の選び方が異なってくるため注意が必要です。
訪問着は新婦と同じように着用可能ですが、振袖は母親の装いには適していません。代わりに、付け下げや色無地は結納の席で母親が着るのにふさわしいとされています。
ちなみに、付け下げとは訪問着よりも格が下がるもので、柄が控えめに入っている着物です。
略式結納の場合にも、事前に両家の話し合いをして衣装をそろえておくと安心して当日を迎えることができるようになります。

4.結納での服装3:仲人や親族

結納では、新郎新婦、それぞれの両親のほか、仲人、兄弟などの家族が出席することもあります。
そこで、ここでは仲人やそのほかの家族が着用するのにふさわしい服装について解説します。

4-1.仲人の服装

結納の席での仲人は主役ではなく、あくまでも主役をサポートする立場です。ただし、きちんとした席に出ることを踏まえてフォーマルな服装をすることは必須となります。
服装の格は、基本的には両家の両親の服装に合わせることがマナーです。一般的には、男性の場合だと和装なら五つ紋付羽織・袴、洋装ならブラックスーツかダークスーツを着用します。
対して、女性は、和装であれば黒留袖か五つ紋の色留袖、もしくは訪問着や付け下げ、色無地です。洋装なら、黒以外のフォーマルなワンピースやスーツが適しています。

4-2.親族の服装

結納での親族の服装選びのポイントは、主役に対して控えめな格好をすることです。
色味や柄などが、新郎新婦や両親、仲人よりも目立たず、格の下がる服装を着用するようにしましょう。
男性なら、ダークスーツが定番ですが、新郎や父親がブラックスーツを着用するのであれば、できるだけ地味目なスタンダードカラーのスーツを選ぶようにします。
また、女性の場合には、きれいな色のワンピースが無難です。和装なら訪問着を選びます。当然ながら、洋装でも和装でも黒い色のものを着用してはいけません。

5.結納におすすめのセレモニースーツ紹介

結納におすすめのセレモニースーツ紹介結納におすすめのセレモニースーツ紹介NATURAL BEAUTYReflect落ち着いたベージュのワンピースとベージュ地にピンクの糸が織り込まれたツイードジャケットのセレモニースーツセット。ネイビー、白、ピンクの淡い色が可愛らしいセレモニースーツセット。ワンピースのトップスはシフォン素材なのでセパレートに見え、ワンピース1枚で着ても上品に見える。結納におすすめのセレモニースーツ紹介結納におすすめのセレモニースーツ紹介23区23区オフホワイトの生地にボーダーのような黒いラインが横に入ったセレモニースーツのセット。ライトベージュのジャケットとワンピースのセレモニーセット。シャンタン素材は高級感があり、綺麗な光沢とハリのある生地が華やかで女性らしい。

6.レンタルするならワンピの魔法がおすすめ!

結婚に向けた大事な儀式である結納の日には、普段の生活では着用する機会が少ないような装いをします。
結納でワンピースを着用する場合、日常生活で着るような洋服ではなく、きちんとした場にふさわしいワンピースを選ぶことが必要です。
フォーマルなワンピースは、購入以外にレンタルする方法もあります。

ワンピの魔法なら、結納の席でも引けのとらない上品で高品質なワンピースを手ごろな価格でレンタルできます。
レンタル可能なワンピースは10~60代の幅広い年代に対応しているため、新婦だけではなく、母親や仲人、親族も利用可能です。
また、着用するのは1日だけですが、当日受け取りに行ったり、返却しに行ったりすると、大事な日がバタバタとしてしまうこともあります。
ワンピの魔法なら、結納の前後の日程も含めた2泊3日でレンタルできるため、準備を落ち着いた状態で余裕を持って進めることができ安心です。

さらに、結納の準備が忙しくても、インターネットから24時間いつでも予約ができる点も魅力となります。
最初からコーディネートされているセットドレスなら、すぐに着こなすことができる状態でレンタルすることが可能です。
ただ、なかには便利とはいえインターネットでの注文に不安を覚える人もいることでしょう。
しかし、たくさん投稿されているレビューを見れば、実際の商品のイメージがつかみやすくなっているため不安なく当日を迎えることができます。

この記事の著者
りかこ写真
りかこ
ウェディング業界の経歴から結婚式お呼ばれやパーティーの
ドレス選びに役立つコンテンツを世に届けている。
現在は海外と日本を往復しながらフリーランスのライターとして活躍中。
趣味は食べ歩きとネットショッピング。

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