オペラ観劇でおすすめの服装は?選び方のポイントとワンピース紹介

  • 2019年8月24日
  • 2023年10月27日
  • マナー
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豪華なセットに、オーケストラの生音、磨き上げられた技と才能で観客を陶酔させる歌手やバレエダンサーたち…。
一度は観劇してみたい憧れのオペラ。
ゴージャスな舞台芸術の世界は是非とも体験してみたいけど…
初めて観劇に行く時にで悩んでしまうのが、着ていく服の事ですよね。

観劇ってドレスコードや服装の決まりはあるの?
公演の種類や座席によってふさわしい服装は違うの?
気を付けておくべきことやマナーは?などなど、気になりますよね。

この記事ではオペラ観劇の際の服装のポイントと、公演のタイプ別におすすめのコーディネートをご紹介します。

1.オペラの観劇にドレスコードはある?

実は、ドレスコードのあるオペラやバレエやクラシックコンサートはほとんどありません。
観劇される方の多くはリラックスしたキレイ目カジュアルな装いです。

もちろんドレスアップして観劇を楽しんでいる方もいらっしゃいます。
皆さんそれぞれのスタイルで観劇を楽しんでいらっしゃるようです。
なので初めての観劇の場合でも「ドレスコードが間違っていて恥をかくんじゃないか」とか、「服装で失敗していなか」と不安になる必要はないので、安心して下さいね。

とは言え、公演のタイプや座席によっては、華やかに装った方がより楽しめる場合があります。
ですが一般的な公演や座席なら難しく考えずに、キレイ目のおでかけスタイルで大丈夫です。
心配せずリラックスして、五感を開いて舞台を楽しみましょう!

気を付けておきたい服装のポイントやマナーはしっかり抑えてつつ、公演のタイプ別におすすめのコーディネートを紹介します。

オペラの観劇にドレスコードはある?

2.観劇の際の服装のポイント

1.長時間座っていても楽な服装で

途中で休憩も入りますが、3時間ほど(長いものだと5時間以上も!)席に座ることになるので、締め付けの無いデザインの服がおすすめです。

2.音の立つ素材は避けましょう

アクセサリーや服の素材で音が立つものは避けましょう。周りの人に迷惑をかけてしまうのはもちろん、自分自身も気が散ってしまいゆっくり舞台を堪能できなくなってしまいます。

3.幕間にも持ち歩ける小さ目バッグをお供に

オペラは幕間に、サンドウィッチなどの軽い食事やシャンパンなどのアルコールをとることもあります。
クロークに手荷物を預けるなら、ちいさめのクラッチバッグなどにハンカチなどを用意しておくと食事の際にもスムーズです。

4、体温調節のできる羽織りものを

体温調節のできるストールやカーデガンなどの羽織りものがあると、座席でより快適に過ごせます。
幕間にテラス席で寛ぐ時なども、夜公演のテラス席は冷えることもあるので羽織りものがあると安心ですね。

5、髪型は高い位置でセットしない

高い位置で髪をスタイリングするのは華やかで素敵なのですが、観劇の時は避けた方が良いでしょう。
あまり高い位置で髪をスタイリングすると、後ろの人の観劇を邪魔してしまいます。

観劇の際の服装のポイント

3.公演のタイプ別おすすめのコーディネート

オペラの公演にはいくつかのタイプがあります。
例えば、オペラ団体がレパートリーとして上演している通常公演、オペラ団体の新作オペラの初日公演(プルミエ)特別記念公演などがあります。
他にも海外の有名オペラ団体が舞台セット・スタッフ総出でやってくる来日公演や、オペラのガラコンサートなどがあります。

オペラでは同じ公演の座席でも、数千円の席から5万円以上する高価な席まで、幅広いのも特徴です。
もしS席という最も高価な席で観劇するチャンスが訪れたら、おもいっきりおしゃれして観劇に出かけましょう!

初めてのオペラ観劇におすすめのコーディネート

オペラ鑑賞が初めての方におすすめなのは「キレイ目ワンピース」です。
長時間座ることになるので、締め付け過ぎないデザインのワンピースが良いでしょう。
またワイドタイプのパンツドレスも長時間座っていても疲れにくいので、初めてのオペラ鑑賞におすすめです。

昼公演(マチネ)なら上品な雰囲気のワンピースがおすすめ。
ネイビーのワンピースは失敗知らずの万能ワンピース。ウエストをゴムで絞っているデザインならスタイルも良く見える上に、座っている間も疲れる事はありません。
締め付け感のないワイドパンツのオールインワンドレスなら、着心地も良く、コーディネートにも悩まされないのでおすすめですよ。


オペラ観劇におすすめのワンピース

同窓会におすすめのセットアップのパンツドレス

夜公演(ソワレ)へ行くならならエレガントな雰囲気のワンピースも素敵。
日本ではロングドレスを着てソワレ(夜公演)へ、という光景はなかなか見られないのですが、せっかくのオペラ観劇!ドレスアップとまではいかなくとも、いつもより少しだけエレガントなコーディネートでオペラ観劇へ向かいましょう。
万能ワンピのネイビーのドレスも刺繍やレースを多用したエレガントなデザインのものを選んでみましょう。
パンツドレスもレースを使用したものやデザインのこったものならよりエレガントに装えます。


オペラ観劇におすすめのワンピース

観劇におすすめのパンツドレス

アクセサリーはシンプルなものをチョイス。パールや細いチェーンネックレスがおすすめです。
クロークに手荷物を預ける場合は持ち歩ける小さ目のバッグを用意しておくと良いでしょう。

海外の有名劇団・楽団の来日公演をS席で観る時におすすめのコーディネート

数万円もする特別な座席が取れたなら、おもいっきりおしゃれして舞台を堪能しましょう!
周りも着物やドレスワンピースの人が多いと思うのでエレガントな装いでも浮くことはないでしょう。
レース使いがエレガントなドレスや、織や刺繍の美しいドレスがおすすめです。


オペラ観劇におすすめのドレス

オペラ観劇におすすめのドレス

オペラ観劇におすすめのドレス

オペラ観劇におすすめのドレス

初日(プルミエ)公演でおすすめのコーディネート

演目を初めて上演する初日公演(プルミエ)は通常公演よりも格式が高い公演になります。
おしゃれをして観劇に来る観客も多く、チケットも割高になっていることも。
またオペラシーズンの幕開けは秋。シーズンにぴったりなボルドーのドレスも素敵ですね。透け感のある生地とベルベットの首元がエレガント!ベルトでウエストをマークすればスタイルも良く見えます。

秋の夜長に新作オペラ、幕間にはテラスでシャンパン、なんて憧れますね!
シンプルなワンピースがお好みなら、銀糸を織り込んだ個性的な織の生地のワンピースドレスはいかがでしょう?形がシンプルだからこそ、生地や細かいシルエットの工夫でワンランク上の装いを目指してみましょう。


オペラ観劇におすすめのボルドーのドレス

オペラ観劇におすすめのシンプルなドレス

ガラ公演/ガラ・コンサートでおすすめの服装

ガラコンサートとはもともとは「正装コンサート」という意味ですが、
実際には祝賀演奏会や記念演奏会に対してガラコンサートと呼ばれることがほとんどです。

日本のクラシックコンサートやオペラには通常ドレスコードはないのですが、ガラコンサートでは時々ドレスコードが指定されていることがあります。
数年前のサントリーホール30周年記念ガラの時は「男性はタキシード・燕尾服、女性はイブニングドレス・カクテルドレス・振袖・留袖」という正装のドレスコードがアナウンスされました。
あまり無い事ですが、もしドレスコードがある場合はチケットやホームページに記載されているので、チェックしてみましょう。

オペラのガラコンサートでは、色々なオペラの劇中の曲を楽しむ事ができます。
「オペラってよくわからない、まずは有名な曲を色々聞いてみたい」という方にもガラ・コンサートはおすすめです。

ガラコンサートは「記念演奏会」「祝賀演奏会」という事でみなさん普段の観劇スタイルよりはおしゃれして観に来られるようです。
是非フォーマルを意識したドレスでおしゃれして参加しましょう!


ガラコンサートにおすすめのドレス

ガラコンサートにおすすめのドレス

大きく肩を出したドレスや、くるぶしまでのロングドレスを着るのは勇気がいるけど、
シンプルなデザインの上品な色味のドレスなら着やすいですよね。
少し長めの丈のスカートで腕をすらりと出すだけで、ぐっとフォーマルで華やかな印象に。

4.観劇をもっと楽しもう!幕間の過ごし方を紹介

オペラは上演時間が長いので、通常1~2回の休憩が入ります。1回の休憩時間は20~30分程度です。
この時間を楽しみにオペラ観劇に来る方もいらっしゃるかもしれません。
というのも、劇場にもよりますがオペラの幕間ではレストランやホワイエでビュッフェなどの軽食が提供されます。特別公演の時などは、レストランでも演目に合わせた特別メニューが出されます。
海外の音楽祭では、なんと幕間にピクニックの時間がある公演もあるんですよ。
アルコールもシャンパンやワインなどが用意されているので、気持ちよく酔いながら2幕3幕を楽しむ事が出来ますね。
劇場によってはオペラの幕間にテラスでシャンパン♪なんてこともできるんです。
歌舞伎や大相撲と違い、座席内での飲食はできませんが、ホワイエやレストランで優雅な時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

幕間の過ごし方

もちろん自分で軽食を用意して持ち込む事もできます。お気に入りのお店でサンドウィッチやお弁当を買って幕間に頂きましょう。
その時はビニール袋にそのまま入れて持ってくると上演中にカサカサと音が立ったり、匂いがすることがあるので、その点は気を付けてくださいね。

また、幕間の時間は立ち歩くことも多いので、手荷物をクロークに預ける場合は小さいバッグを用意しておくと便利です。

4.まとめ

オペラ観劇と服装について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
オペラって何となく敷居が高いと思っていた方にも気軽に行ってみようかなと思っていただけたら嬉しいです!
最初に書いた通り、オペラではほとんどの公演でドレスコードはないので、気楽に構えず出向いてみて下さいね。
でも、せっかくならおしゃれして楽しみたい!素敵な優雅な舞台にふさわしい服を着たい!と思われた方はレンタルドレスもおすすめです。
演目のイメージにあったワンピースを探したり、ちょっとフォーマルに装いたい時でも、レンタルなら豊富な種類の中からイメージにぴったりのドレスやワンピースを探すことができますよ。

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