結婚式二次会に出席するときの女性の服装について、画像付きで解説。周りの出席者から浮かずに、でも地味になりすぎない、そんなワンピースをご紹介します。
1.そもそも「平服」とは何のこと?
結婚式二次会に招待されると、「平服(へいふく)でお越しください」という文をよく見かけます。この「平服」とはどういう服装を指すのでしょうか。
辞書では「ふだん着」とありますが、もちろん本当にふだん着の服装で行ってはいけません。
ほとんどの場合は「礼服(れいふく)じゃなくていいですよ」という気づかいのために書かれている言葉なのです。
▪️礼服とは?
女性の礼服とはフォーマルドレスやスーツのこと。光沢のある生地や、張りのあるしっかりした生地が女性の礼服。
▪️平服とは?
つまり女性の平服とは、フォーマルドレスほどかしこまっていないけれど、ある程度きちんとした服装のこと。最近ではやはりワンピースが一番人気のようです。
2.招待状から読み取る二次会の雰囲気
それではまずマナーを確認する前に、お呼ばれした結婚式の二次会の規模や雰囲気を「招待状」から把握しましょう。チェックポイントは3つです!
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・挙式・披露宴と同じ日に行われるか
同じ日、つまり挙式・披露宴の後に続けて二次会が行われる場合は、挙式・披露宴からの出席者も多数いらっしゃるので、その中で浮かないような服装を心がけましょう。
・会場はどのような場所か
会場は結婚式場でそのまま行われるかしこまったフォーマルなもの(会場例:椿山荘・目黒雅叙園など)と、カフェやレストランを貸し切って行われるセミフォーマルなもの(会場例:トラベルカフェ・casita・ベニーレベニーレなど)、居酒屋やカラオケのパーティスペースで行われるカジュアルなもの(愛情例:パセラ・BAGUSなど)の主に3種類に分けられます。会場ごとに服装マナーが異なりますので要注意です!
・会費はいくらか
会場の規模や雰囲気がよく分からない場合は会費でなんとなく雰囲気を読み取りましょう。
- 会費¥2,000~¥4,000…カジュアルな雰囲気の会場
- 会費¥5,000~¥7,000…セミフォーマルな雰囲気の会場
- 会費¥8,000~¥10,000…フォーマルな雰囲気の会場
3.二次会 会場の雰囲気別服装のマナー
二次会 会場の雰囲気別にマナーをチェックしていく前に、どんな会場でもNGなマナーを5つだけ把握しておきましょう。
▪️NGポイント1:白い服装
結婚式同様、花嫁は白いドレスを着ることが多いので、かぶってしまう白は避けましょう。花嫁を引き立たせるカラードレスで出席を。
▪️NGポイント2:露出度の高い服装
二次会はややカジュアルになるので露出度を一気にあげてくる方もいらっしゃいますが、あくまで神聖なお祝いの席ですので、露出度は控えめに、上品な服装で出席しましょう。
▪️NGポイント3:デニム素材の服装
通常、二次会の招待状には「平服でお越し下さい」と書いてあり、普段着と勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、「平服」とは「礼服(正礼装)でなくてよい」という程度の意味であり、「改まった場に出席して恥ずかしくない服」と考えるのが一般的です。デニム素材はかなりカジュアルととらえられますので避けてください。
▪️NGポイント4:素足にサンダルやミュールでの出席
こちらもポイント2同様露出が高いと見なされるのと、基本的に結婚式ではオープントゥは縁起が良くないものとしNGとされています。つま先まであるパンプス、ご妊娠中などでなければ少しヒールが高めのものを選びましょう。また、素足も避け、ストッキングや薄手のタイツを必ず着用しましょう。
▪️NGポイント5:ブラックパールの使用
最近ではデザインの可愛いアクセサリーが多く、ブラックパールを使用したものもたくさんありますが、どんなに可愛くても、ワンポイントであっても、お葬式を連想させるブラックパールは縁起が悪いのでやめましょう。ホワイトパールやカラーパールはOKです。
4.会場別のマナー
招待状で会場の雰囲気を確認したら、自分がお呼ばれした二次会の会場の雰囲気別にマナーをチェックしていきましょう。
フォーマルな雰囲気の会場
挙式・披露宴と同じ日に同じ式場内で行われる場合や、会費が¥8,000~¥10,000くらいの会場は、挙式・披露宴から流れてくる出席者が多いので、フォーマルな服装で出席しましょう。
露出の少ないパーティドレスが間違いありません。まさしくそのまま結婚式にも出席できるような服装で出席しましょう。夜の式では肩出しなど軽い露出もOKですが、式場は空調がきいていたりするのと、周りとの露出度の差を考え羽織物を念の為持参した方が良いです。
また、カラーは花嫁とかぶってしまう「白」以外でしたら基本的にはOKですが、黒やネイビーが圧倒的に多いので、ピンクやイエローなど明るい色で花を添えると他の参列者とかぶりませんし、新婦には喜ばれます。
また、カジュアル過ぎるワンピースは避けましょう。ドレッシーなサテン生地のものなどはOKですが、綿素材や柄物などはカジュアル過ぎて少し浮いてしまいます。もしそういったワンピースで出席する場合は、合わせるバッグや靴、羽織物、アクセサリーを最大限高級感のあるものにしバランスを取りましょう。
セミフォーマルな雰囲気の会場
レストランやカフェバーなどを貸し切った会場では、少し雰囲気が変わり、会費も¥5,000~¥7,000くらいになります。フォーマルな会場よりはややカジュアル目でもOKですが、あくまでキレイ目を意識しましょう。
フォーマルなパーティドレスでもOKです。かしこまり過ぎかな?と不安な場合は、カーディガンや普段使いのジャケットを羽織り、ややカジュアルダウンするとセミフォーマルになります。
一番のおすすめはキレイ目ワンピース!無地で普段使いしないよそ行きワンピースが張り切りすぎずピッタリ。更に髪をセットし、パーティ用のバッグを合わせればいつもより少しドレスアップしたセミフォーマルに。
レストランやカフェということでカジュアルなものを想像する方もいらっしゃいますが、意外としっかりしたパーティ会場になっていることが多く、びっくりされる方もいらっしゃいます。普段着のようなカジュアルな格好はNG。レストランやカフェと言ってもいろんなタイプの会場がありますので、下調べしてから出席すると尚良いですよ。
カジュアルな雰囲気の会場
居酒屋を貸し切ったり、カラオケのパーティスペースを使用した会場では、会費は大体¥2,000~¥4,000くらいになります。居酒屋とまでなると、さすがにドレスでは浮いてしまいますし、普段着で来られる方もいらっしゃるかと思います。普段着はあくまで最終手段とし、可能であればワンピースやセットアップのスーツなどで、普段着以上よそ行き未満を目指しましょう。
カジュアルなワンピースやスーツで。小物も一連パールなどかしこまり過ぎず、ちょっとパールが使われた普段使いも出来そうなネックレスやピアスがおススメです。冒頭の5つのNGマナーで紹介したサンダルやミュール、素足も場合によってはOKですが、避けた方が無難ではあります。
このようなカジュアルな場では、逆にフォーマルな服装や、和装などが浮いてしまうのでNGとなります。こういった二次会会場の場合、三次会に使われるケースや、挙式・披露宴とは別日に改めて小さなパーティをという形式で行われる場合が多いのでカジュアルな装いで出席できますが、万が一挙式・披露宴後に二次会として催される場合は、着替えを持参し、周りと合わせて選択することをおススメします。