甥や姪の結婚式に何を着ていくべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
親族側として出席することを意識しつつ服装マナーに気をつけてドレスを選ぶことが大切です。
そこで今回は、甥・姪の結婚式での服装のマナー、結婚式のスタイル・体型・年齢に合った服装を選ぶポイントや注意点などについてご紹介します。
記事を読むことで叔母として結婚式に出席する際のドレス選びの悩みが解決するでしょう。
お祝いの席だからこそ気をつけたい服装のマナー
結婚式は新郎新婦にとって大切な日だからこそ、出席者も服装には十分気をつける必要があります。そこでまずは押さえておきたい結婚式での服装マナーについて説明していきましょう。
結婚式において親族は招待客をもてなす役割をにないます。ホスト側としてフォーマルな服装を心がけましょう。
その際、結婚式のスタイルによって「正礼装」と「準礼装」を使い分けます。正礼装とは、ホテルや専門結婚式場での結婚式、朝から夕方4時ごろまでの結婚式で着用する服装のことです。
最も格の高い礼装になり、イブニングドレスやアフタヌーンドレスがこれにあたります。
準礼装は、レストランや人前式といったカジュアルウェディング、夕方4時以降の結婚式、パーティー形式の結婚式などで着用する服装です。
正礼装に準ずる装いであり、ドレスやカクテルドレス、フォーマルワンピースなどがこれにあたります。
和装として留袖や色留袖など選ぶこともできますが、両家の格を合わせるために親族間で確認が必要です。
結婚式での叔母・叔父の服装
新郎新婦の父母が正礼装であれば、叔父と叔母は正礼装または準礼装を着用するのが一般的です。
この場合の基本スタイルや服装のポイントなどを紹介します。
叔母の服装
「ワンピース+パーティーバッグ+ストッキング(肌色)+靴(5cm以上のヒールが一般的)」が基本スタイルとなります。なお、肩がでるドレスはジャケットやボレロを着用しましょう。
華やかさよりフォーマル感を重視した服装選びをすることが大切です。かといって地味な服装を心がける必要はないので、きっちり感を意識しながら適度に明るい服装を考えてみましょう。
肌の露出は控えることもポイントです。
スカート丈が極端に短いものや、胸元が大きく開いたものは避けた方が良いでしょう。
また、ドレスの生地選びも大切です。安っぽい生地を避け、光沢がある上品な生地を選びます。シャンタン素材や地模様のある素材などが良いでしょう。柄入りのものは避けた方が無難です。
叔父の服装
「ダークスーツまたはディレクターズスーツ+白またはシルバーのネクタイ+黒の革靴」が基本スタイルとなります。
夫婦で出席する場合は服装がちぐはぐにならないよう、女性とのバランスも意識しながら考える必要があるでしょう。
男性の服装の場合にポイントとなるのは小物類です。
特に、スーツに必須のアイテムであるネクタイ選びは押さえておきたいところです。
基本的に結婚式で男性が身に付けるネクタイとしては、白い無地のタイプを思い浮かべる方が多いでしょう。
白い無地のネクタイなら、どのような立場でも間違いはありません。少しおしゃれを意識したいという場合は、白系であればストライプも可能です。
また、光沢のあるシルバーグレーなどもフォーマルな服装を崩さず、上品で良いでしょう。
会場別・ドレス選びのポイント
新郎新婦や両家がどのようなスタイルの結婚式を行うかによって、会場や式の雰囲気に合わせて服装を選ぶ必要もあります。
ここでは、それぞれの結婚式スタイルにふさわしい服装を紹介しましょう。
格式の高いホテル
知名度が高く落ち着いた雰囲気のホテルなら、フォーマル度が高い服装がふさわしいでしょう。
落ち着いた服装を心がけることは大切ですが、色味や素材、デザインなどを控えめにし過ぎると、ホテルの雰囲気に埋もれてしまいます。
地味にならないように、華やかさも意識した装いを心がけましょう。
ワンピースがおすすめですが、丈が短いものは避けます。ロングまたはミディ丈を選びましょう。
専門結婚式場
格式の高いホテルと同様にフォーマルドレスが定番のスタイルです。
落ち着きのあるカラーのドレスにレースやコサージュで華やかさをプラスすると、品が良くお祝い感のある装いになるでしょう。
カラードレスを選ぶなら、上品かつ会場の雰囲気に合うデザインがおすすめです。
ネイビーやベージュ、ブラックなどが人気のあるカラーです。
なお、1着で2色に分かれたバイカラーのドレスは、個性的なデザインなので選びたいと考える方もいるでしょう。
マナー違反ではないものの、「別れ」を連想する人もいるため親族が多い結婚式では避けたほうが無難です。
ガーデン・リゾート挙式
屋外ならではの開放感が特徴のガーデン・リゾート挙式は、装いにも屋内とは異なる配慮を加える必要があります。
例えば、屋外で行う結婚式は足元が舗装されておらず、芝生など自然の地面である場合も珍しくありません。
着物やロングドレスは裾が汚れやすいため、屋外の結婚式には不向きです。
また、リゾート地なら現地の正装を着るのが一般的です。例えばハワイ・グアムであればムームー、バリ島であればクバヤやバティックなどが挙げられます。
ただし、出席者の服装によって式の雰囲気が変わるため、新郎新婦に着用の可否を確認しましょう。
華やかさときちんとした雰囲気を演出するなら、カラードレスにジャケットを組み合わせるスタイルもおすすめです。
カジュアルなレストラン挙式
ほかの会場よりもカラーやスカート丈などの自由度が高めです。
がちがちのフォーマルスタイルにすると、反対に会場の雰囲気から浮いてしまう場合もあります。
ただし、ラフな雰囲気ではあるものの親族側らしい品格を保ったスタイルが望ましいことは変わりません。
適度に抜け感を意識しながら、品の良い服装を意識してみてください。
なお、レストラン挙式は食事にウエイトを置いているケースも多く、さまざまな料理を味わえる点が魅力的です。
おいしい料理を楽しめるように、少しゆったり目のワンピースなど、シルエットが気になりにくいデザインを選ぶのがおすすめです。
体形の悩み別・ドレス選びのポイント
体型に合わせてドレスを選ぶことで上手く着こなすことができます。
そこで、体型の悩みごとにドレスを選ぶコツを紹介しましょう。
高身長・低身長
高身長の方は、スカートは膝が隠れる長さがベストです。
身長に対し、ドレスの丈が短くならないよう気を付けましょう。ミディ丈なら座ったときも膝が見えず上品でエレガントな印象になります。着丈はおおよそ110cm以上のものがおすすめです。
身長が低めの方は、洋服に着られている感のない服装を選ぶことがポイントです。トップスの切り替えがウエストより上ならバランスよく着こなせます。
また、視線を上に向けられてウエスト周りもカバーできるため、お腹が気になる場合にも一石二鳥です。
二の腕や脚が気になる
二の腕が気になる方は、ノースリーブなど腕があらわになるデザインは避けた方が良いでしょう。
フレア素材や長めの袖のデザインなら二の腕の悩みもカバーできます。また、袖にほどよくボリュームのあるデザインは、腕がほっそり見えるでしょう。
ボレロやジャケットとボレロの中間的なジャレロなら、ジャケットよりもゆったりとした着心地でボディラインを上手に隠すことができます。
また、脚に悩みがある人にはロング丈や高い位置にウエストラインがあるデザイン、スカート裾の長さが違うデザインのドレスがおすすめです。
大きめサイズ
体を隠したいからと言って、厚手の素材や体に合わないダボッとしたサイズのドレスを選ぶと、もたついた印象になり反対に体が大きく見えてしまいます。
軽やかな印象を与えるシフォン生地やレース素材のドレスを選ぶと良いでしょう。
タック入りのスカートで裾のボリュームを抑えると、ほどよくタイトなシルエットが生まれ、スッキリした印象になります。
また、体のラインをカバーしてくれるAラインのドレスもおすすめです。
ただし、やわらかいドレスのラインが野暮ったく見えてしまう場合もあるため、ボレロや小物でメリハリをつけるとこなれた着こなしになります。
- 【参考記事】
- 大きいサイズのドレス選び&おすすめドレス紹介
年代別・ドレス選びのポイント
ドレスを選ぶ際にはカラーやデザインが年齢に合っているかチェックする必要があります。
ここでは、素敵な着こなしを目指すために役立つ年代別ドレス選びのポイントを紹介します。
40代
ネイビーやダークグリーンなど落ち着いたカラーの服装がおすすめです。
長袖タイプならジャケットやボレロ不要で着こなしが簡単でしょう。上着などがなく着こなしが簡単であれば、子ども連れでも動きやすくなります。
肌の露出は避け、大人の女性らしいカラーやデザインを選ぶことも大切なポイントです。
結婚式ではフェミニンな服装も人気ですが、かわいらしいデザインは親族側で出席する際には浮いてしまうこともあります。
年齢に合わせて、上品さやエレガントさを意識した服装がおすすめです。
50代
ネイビー、シルバー、ベージュ、黒が定番カラーです。
ネイビーや落ち着いたカラーだと暗くなってしまう場合は、ベージュのボレロやジャケットを組み合わせるのがおすすめです。
ベージュはほど良く明るく、かつ上品に見える上、合わせられるカラーの幅が広いため、使い勝手の良い色です。
また、少しデザインにアクセントをもたせたい場合は、レースを取り入れたスタイルも良いでしょう。レースをあしらったドレスなら上品な大人の女性コーデが完成します。
60代
定番カラーとしてはネイビーやブラックが挙げられます。
ロングドレスでエレガントな印象を演出するのも素敵です。ウエストがゴム仕様のドレスなら長時間の式でも疲れにくいでしょう。
なお、落ち着いたカラーのドレスを着たとき、顔周りが地味になってしまうと悩む方もいるでしょう。
そんなときには、ネックレスや明るいカラーのジャケットまたはボレロを組み合わせて、顔周りのトーンを明るくし、華やかにするのがおすすめです。
叔母として結婚式に出席する際の注意点
叔母として結婚式に出席する場合、服装マナーには十分気をつけながら服装を選ぶ必要があります。
そこで、特に気をつけたいポイントについても紹介しましょう。
まずは、ホスト側であることを意識してフォーマル感を重視しながら服装を考えることです。
新郎新婦によっては、あまりかしこまった雰囲気にならないよう、平服での出席を可とする場合もあります。
しかし、親族がホスト側であることは変わりません。平服といわれたときでもフォーマルな装いを心がけましょう。
また、服装に関する格を意識することも大切です。
新郎新婦や両親よりも格上の服装にならないように注意しましょう。
ただし、ほかの親族がどのような服装で出席するのか全くわからない状態で、親族同士の服装の格を合わせるのは難しいことです。
可能であれば出席する親族で服装について事前に話し合っておくと安心です。
人気のドレスデザイン・カラー
結婚式向けのドレスは非常に種類が豊富です。
デザインやカラー選びに悩むのであれば、人気のドレスを参考にしながら選ぶのも一つの手です。
40代に人気のドレスは、ロングドレス、ギャザーやレースが使用されている女性らしいデザインなどが挙げられます。
カラーはネイビー、黒、ダークグリーン、ブルーなどがよく選ばれています。
50代には、光沢があり上品な生地、ドレープやハイウエストによって体型をカバーできるゆったりしたデザインなどのドレスが人気です。
カラーはシルバー、ネイビー、ブラック、ベージュなどの人気が高めです。
60代では、ボディラインを美しく見せるマーメイドラインやミディ丈のドレス、ストレッチ素材で着心地が良いデザインがよく選ばれています。
ネイビー、黒などのカラーが人気です。
結婚式に出席するならレンタルドレスがおすすめ!
レンタルドレスなら流行りや年齢に合った服装を選ぶことができます。
レンタルドレスを取り扱う「ワンピの魔法」にはさまざまなおすすめポイントがあります。
例えばサイトのコーデ画像を参考にドレスが選べるため、コーデに不安がある人でもおしゃれに決まるドレスが見つかります。
着用後はそのまま返却すればよいので、クリーニングや保管の手間がかかりません。
また、購入すると3~5万円ほどかかるドレスがリーズナブルな料金で借りられるところも大きなメリットです。
結婚式ごとにデザインの異なるドレスを楽しむのも良いですね。そして、ドレス選びから手続きまで自宅で気軽にできることもポイントです。
ワンピの魔法を利用すれば、結婚式用のドレスを探してあちこちのショップまで出かける必要がないので、より短時間で素敵な結婚式スタイルが完成させられます。
レンタルドレスを活用して素敵な叔母コーデで結婚式に出席しよう
叔母として甥や姪の結婚式に出席する際には、服装マナーを守ることが大切です。
年齢・体型・結婚式のスタイルや式の雰囲気に合った服装を選べば問題ありません。
また、レンタルドレスを活用すれば、より手軽に素敵なドレスを探すことができます。
レンタルドレスを活用して、自分にぴったりのドレスを選んでみてはいかがでしょうか