結婚するふたりと、お互いの両親、兄弟とも合う「顔合わせ食事会」はどんな服装をしていけば良いでしょうか?
第一印象は大切ですから、その場にふさわしい服装を知ることが大切です。
今回は、「顔合わせ食事会」に最適なドレスマナーとおすすめのドレス・ワンピース10選をご紹介していきます。
これから予定している顔合わせでどんな服装をすべきかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
顔合わせ食事会の女性の服装マナー
両家の顔合わせは、緊張と不安、そして期待が入り混じった特別な日になります。
初対面でお相手のご家族や親戚に好印象を持ってもらうには、やはり服装は慎重に選びたいですね。
顔合わせ食事会は両家が集まって親睦を深めるために行いますので、女性は華やかさを意識します。初めましての時に明るくて清潔感のある印象であれば、優しい気持ちで受け入れてもらえるでしょう。
顔合わせ当日の一般的な服装は、女性は明るいワンピース・ドレス、男性はダークスーツです。
ご両親や親戚も、基本的には新郎新婦と同様にワンピース・ドレス、ダークスーツを着用します。
両家顔合わせ食事会の服装マナーは、両家の服装の格を揃えることも大切なポイントです。
例えば、男性側の両親や親戚が軽装で着ているのに女性側の両親や親戚はみな着物で来た場合は、統一感に欠けてしまいます。
顔合わせの食事会では、両家の服装の格に統一感を持たせるように、前もって話し合いをしておくようにしましょう。顔合わせの食事会では、夫婦だけが格をそろえるだけでなく、両家の家族や親戚にも前もって、服装について伝えておくことが大切です。
和装のマナーは?
和装は、訪問着(ほうもんぎ)、色無地紋付(いろむじもんつき)、色留袖(いろとめそで)が挙げられます。これらの和装は、一番格式高い「第一礼装」(振袖など)よりもカジュアルな略礼装となります。
色留袖は既婚女性が着るイメージがありますが、最近では未婚の女性が着ても問題ありません。
色留袖は紋の数が多いほど格が高くなるので、食事会には、格が高すぎない三つ紋または一つ紋を選ぶと良いでしょう。
そして、両家顔合わせの食事会には、成人式に着た振袖を着たいと考える女性は多いかもしれません。結論から言えば、顔合わせ食事会に振袖を着ても問題ありません。
気をつけたいのは、振袖は未婚女性の第一正装に当たり、振袖を着ることは最も格が高い服装になります。周りの人も振袖に合わせて格を合わせる必要が出てきますので、家族と相談するようにしましょう。
格式高いフォーマルにするとなった場合、当日に着付けやヘアセットなども必要になるので、よく検討することが大切です。食事会の際に振袖を着ていくと、両家のご両親に喜ばれるといった嬉しいお話もあります。
ただし、自分だけが第一正装で出掛けた場合は、一人だけ浮いてしまいますので、十分注意してください。
食事会の場所の雰囲気に合わせることが大切
両家顔合わせの食事会は、会場の場所によって当日の服装選びは変わります。
一般的や食事会の会場は、ホテル、料亭、レストラン、女性側の家などが挙げられます。
食事会の場所と雰囲気に合った服装を選ぶことも大切なポイントです。
格式が高い高級レストランにカジュアルな服装は、場の雰囲気に合わず、失礼な印象を与えてしまいます。
また、カジュアルなレストランに着物姿で現れたらお相手の家族もびっくりされてしまうかも…。
両家顔合わせの会場が決まったら、その場に合った服装選びを心がけることが大切です。
本人同士が会場に合わせた服装を決めて、お互いの家族に伝えておくと良いでしょう。
食事会に参加する全員の格を合わせるために、事前に両家で話し合っておくことが大切です。
最近は、女性の場合は、上品で清楚な印象のワンピース・ドレスを選ぶ方がほとんどです。
スカートの丈はひざ丈またはひざ下丈の長めを選んで、肌の露出の少ないデザインを選ぶと清楚な印象になります。
ワンピースの色は柔らかくて明るいカラーを選ぶとおめでたい席に最適です。
顔合わせ食事会で気をつけたいNGドレス
スカートはひざ丈またはひざ下丈が上品な印象を与えますので、ミニスカートや裾を引きずる程のロングスカートは控えてください。スカートはタイトよりも裾が広がるフレアスカートの方がふんわりと優しい雰囲気になるので適しています。
ブランドにはこだわる必要はありませんが、顔合わせは清潔感を心がけることが大切です。シワやシミのあるドレス・ワンピースは避けて、キレイにアイロンがけをしておきましょう。
顔合わせ食事会の当日は、アクセサリー選びにも注意が必要です。食事会では写真撮影もあり、将来思い出に残る写真となります。
アクセサリーは派手すぎずに、ドレスに合う上品なパールや小ぶりなサイズを選びましょう。カジュアルすぎるデニムやコットン、毛糸、殺生をイメージするファーは避けるようにしてください。
食事の席では、キツイ香水はマナー違反となるので十分に注意しましょう。顔合わせの食事会では年配の方に失礼にならないように香水はつけない方が無難です。
デオドラントスプレーも無香料を選ぶようにすれば食事の迷惑にならずに安心です。
食事会での男性の服装はフォーマルなスーツを着用する
男性の服装は、紺色や黒など濃い色のスーツ、無地のダークスーツが一般的です。 普段着用しているビジネススーツ、白や薄い色のシャツを選び、派手すぎない上品なネクタイを合わせれば問題ありません。
スーツやシャツにはシワがないように、アイロンをかけて靴はキレイに磨いておきましょう。和装の場合は、格式高い「紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)」が一般的です。
両親・兄弟・親族は食事会での服装は?
顔合わせの主役は新郎新婦ですから、両家の両親、兄弟、親族はしっかりと格をそろえます。
・母親の服装
母親の服装は両家で格を合わせていれば、和装と洋装のどちらを選んでも問題ありません。最近のデータでは、洋装を選ぶ家族が86%を占めており、ドレスやワンピースが一般的です。
和装よりも洋装の方が動きやすく、両家のご両親やご兄弟、親戚も服装を用意しやすいでしょう。両家のご家族は、主役の二人よりも派手にならないような落ち着いたワンピースやスーツを選べば大丈夫です。
・父親の服装
父親の服装はブラックスーツかダークスーツ、ネクタイは結婚式と同様に慶弔用の白やグレーを選びます。男性の服装は、きちんと感があればジャケットスタイルでも問題ありません。
・兄弟の服装
ご兄弟やご親族の服装は、両親と同じような選び方をすれば大丈夫です。学生の場合は、学生服で参加すればドレスやスーツを用意しなくても大丈夫です。
顔合わせ食事会の女性におすすめのドレス・ワンピース10選
ここからは、顔合わせ食事会に最適な女性におすすめのドレス・ワンピース10選をご紹介しましょう。
まとめ
今回は、両家顔合わせに最適な服装の選び方をご紹介しました。両家が初めて顔を合わせる食事会では、両家の服装の格を揃えることが大切なポイントです。
和装や洋装には特にこだわらずに、食事会の会場の雰囲気に合わせて服装を選ぶようにしましょう。まずは、夫婦が会場に合わせた服装を選び、それを両家のご両親に伝えてあげると良いでしょう。
両家のご両親やご兄弟、ご親戚は、夫婦よりも派手にならないように気をつければ問題ありません。ぜひ、顔合わせの食事会は会場の雰囲気にあった素敵なドレス・スーツを選んで参加してくださいね。